もうひとつべつのよるがあり - あさいねむりにはなはゆれる
なきあかすあかごのうたに - おびえたおまえがさけんだ
どくがにくをもとめる - くものさすみちもとぎれたままに
こえにならないこえで - さりゆくまでまちわびたしんきろ
いとしいひとは - みな - とおくはなれ
ここまでながれていた - かわはもかわとなってながれない
みずはそんなていぎにとらわれていない
そのよいをとにわすれたせかいのよに
ふざいのいのちのあかし - いまではもどれないと
なんびゃくのあいのことばに - おぼれるものたちはちいさく
わきあがるうみのしらべに - かなしいおまえがわらった
だれもあしたはみえない - よるがうつす - ましょうのひをともそう
なぜにそれをみつめる - おれのまちがいだらけのすがた
まいちる - はねはいま - うみをわたり - そらへ
いつしかとどくことを - いのりささげる