いとしいひと
わたしはあなたの
いたみをしらない
どんなふうに
こころがさけぶのか
それはきけないのなら
アンティークドールの
ほほえみよりもせんさいで
こうこうなひとみ うつしていたい
つめたいよあけは
ふたりをおいはらうように
おとずれるけど
にげだすときそしていつか
とびだすひも
つないではなせないから
あしたなにが
おこるかみるために
きっと ふたりはいきる
ゆううつなときには
ひかりをしばるくもをあつめて
あまおとのバンドでうたう
たりないことばが
ふたりをおいつめるように
ただふえていくけど
こぼれるたびひろいあげて
そのおもいをつないで
くびのかざって
つめたいよあけは
ふたりをおいはらうように
またおとずれたって
にげだすときそしていつか
とびだすひも
つないではなしたくない
つめたい
つめたいよあけが
ふたりをつつみこむように
おとずれますように