きみのすべてはしらなくて
ぼくのすべても知らないだろう
そのほうがまたあしたが
たのしみなきがするんだ
いまこのめにうつるけしきに
きみのまぼろしをおとしこんだ
まちはいろをかえはじめて
はじまりをおしえてくれる
たまにかおるかぜはすこしなつかしくて
さっきてをふったばかりのうしろすがたに
いみもなくあいたくなる
なにかがはじまるとき
カウントダウンも
いっしょにはじまってるのだろう
そんなあたりまえのことを
なげくくらいなら
すこしでもいちびょうでもわらってたいな
きみのすべてはしらなくて
ぼくのすべても知らないだろう
まだまだみかんせいな
ににんのかたちそれでも
もうすこしこのままでよいかな
みかんせいなままでよいよな
そのほうがまたあしたが
たのしみなきがするんだ
ありふれたこのやりとりも
きみがたまにみせるかなしいめも
さいごにはきえんなら
なにも知らなけりゃよかったかな
そんなかぜにおもってたぼくもきみのまえで
なくことができるようになったんだよ
はじまりのあいずはささいなことで
よくあるひびのひとかけらで
きみとであってぼくは
どんなふつうでさえも
とくべつになりえるとおもえたんだ
きみがあゆんできたみちと
ぼくがあゆんできたみちが
ぐうぜんまじってさ
ひとつのみちになったから
きみのいままでをおしえてよ
ぼくのいままでをはなすから
ちいさなきせきがまたひとつうまれた
もしもきみにであわなければ
ぼくのせかいにきみはいなくて
きっとそれにきづくこともないまま
べつのせかいでいきていただろう
きみのすべてはしらなくて
ぼくのすべても知らないだろう
まだまだみかんせいな
ににんのかたちそれでも
もうすこしこのままでよいかな
みかんせいなままでよいよな
そのほうがまたあしたが
たのしみなきがするんだ